2000年4月19日午前6時40分頃、フィリピン・マニラ発同国南部ミンダナオ島ダバオ行きエア・フィリピン541便ボーイング737-2H4(RP-C3010)が、ダバオ近くのサマル(Samal)島に墜落した。この事故で乗員7名(整備士1名含む)、乗客124名、計131名全員が死亡した。
事故機は同日午前5時21分にマニラを離陸し、ダバオには午前6時45分に到着予定であり、事故直前にはダバオ空港への着陸体勢に入り降下していたが、空港近くで航路を外れ、ダバオの東方対岸にあるサマル島の山中に墜落した。
事故機は製造後22年を経た経年機であったが、整備時や離陸時の点検では異常は見られなかった。
本件は、1998年2月のセブ・パシフィック機墜落(104名死亡)を上回り、同国の航空事故史上最悪の事故となった。