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事故詳細

(事故No,19980202a)

 1998年2月2日午前11時頃、フィリピン・マニラ発同国タクロバン経由同国カガヤンデオロ行きセブ・パシフィック航空387便DC-9-32(RP-C1507)が、着陸進入中ミンダナオ島北部カガヤンデオロ市北東約50KmのPagalungan近郊の山中に墜落した。
 この事故で乗員5名、乗客99名、計104名全員が死亡した(邦人1名含む)。
 事故機はマニラを午後9時16分に出発し、タクロバンには同社の他のDC-9の予備タイヤを届けるために臨時着陸を行ったが、タイヤを降ろすとすぐにカガヤンデオロに向けて離陸した。午前11時頃、周辺住民がBalatucan山(標高8200ft)の中腹付近から爆発音を耳にした。コックピット・ボイス・レコーダーには墜落の少し前からGPWSの警報音が記録されていたが、事故機は雲中にあり、山が前方に迫っているとの認識はパイロットにはなく回避操作も行わなかった。
 本件は当時、同国の航空事故史上最悪の事故となった。
 事故機は1967年に製造された。


(C)2000-2003 外山智士
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