1994年12月21日午前9時53分、アムステルダム発イギリス・コベントリー行きアルジェリア航空702P便(貨物便)ボーイング737-2D6C(7T-VEE)が、コベントリーへの最終進入中に墜落した。
この事故で乗員5名全員が死亡した。
事故機は午前6時42分にアムステルダムを離陸したが、コベントリー近郊まで到達した時には滑走路視程は700mしかなく、天候は悪化しつつあった。一度着陸復行した後、待機中に滑走路視程は600mに悪化したため、機長はイーストミッドランズ空港にダイバートし地上で天候の回復を待つことにし、午前8時8分にイーストミッドランズ空港に着陸した。午前9時の観測でコベントリー空港の滑走路視程が1200mまで回復したため、午前9時38分にイーストミッドランズ空港を離陸した。コベントリーへの進入に際し、事故機は最低降下高度以下に降下し、スレッシュホールドから1.1マイル、滑走路の中心線の延長線上にある地上高86ftの送電線の鉄塔に衝突した。この衝突により左主翼、エンジンに損傷を受け、制御不能な左ロールに陥り墜落した。
事故機は1973年に製造された。