1994年6月6日午前8時12分頃、西安発広州行きの中国西北航空2303便ツポレフTu-154M型機(B-2610)が、西安を離陸直後に墜落し、乗員14名、乗客146名、計160名全員が死亡した。
事故機は、事故前夜にオートパイロットの整備を受けており、その際、横方向の信号と縦方向の信号のケーブルが逆に接続されたため、離陸直後オートパイロットに切り替えた直後に激しい振動とともに操縦不能となり、空中分解した。さらにパイロットが、飛行前点検を怠ったこと、オートパイロットの切断が遅れたことも事故原因の1つであった。