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事故詳細

(事故No,19921004a)

 1992年10月4日午後6時36分頃、アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク発オランダ・アムステルダム経由イスラエル・テルアビブ行きエルアル航空(ELY)1862便ボーイング747-258F(4X-AXG)型機が、アムステルダムスキポール空港を離陸後まもなく空港から10Km離れたアムステルダム郊外ベイルメルメール地区の11階建て高層アパートに墜落した。
 この事故で乗員3名、乗客1名の計4名とアパートの住民43名の合計47名が死亡し、住民11名が重傷を負った。
 墜落原因は、事故機がスキポール空港を離陸6分後、6500フィートを上昇中にパイロンの金属疲労により第3エンジンがパイロンもろとも脱落して第4エンジンに接触、両エンジンとも脱落し、さらにエンジン脱落の際に翼前縁に損傷を受け、操縦が著しく困難な状態になったためとされる。事故調査委員会は無事着陸できる可能性は皆無に等しかったとの結論を出した。

◎関連文献(刊行年順)
著者名書 名出版社刊行年頁 数
マルコム・マクファーソン「墜落!の瞬間」青山出版社1999年123頁〜129頁
加藤寛一郎「墜落 第五巻 エンジン損傷」講談社2001年185頁〜206頁
上記文献のうち現在も流通しているものについてはこちらで入手できます。
 


(C)1999-2001 外山智士
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