1989年2月8日午後1時8分頃、イタリア・ベルガモからアゾレス諸島を経由しドミニカ・サントドミンゴに向かう途中のインディペンデント航空(本社アメリカ)のボーイング707-331B(N7231T)が、大西洋アゾレス諸島サンタマリア島のサンタマリア空港の手前7Kmのピコアルト山(標高548m)に墜落した。この事故で乗員7名、乗客137名、計144名全員が死亡した。
副操縦士は管制塔の降下承認を1000フィート低く聞き誤ったうえ、他のクルーがその高度に疑問を差し挟んだにもかかわらず、そのまま降下した。さらに、管制官は事故機にエリアQNHを誤って伝えたために、気圧高度計の指示が、実際の高度よりも250フィート高く表示されたことも事故の原因となった。