1988年2月27日午前10時25分頃、トルコ・イスタンブールからキプロス・Ercanに向かっていたタリア航空のボーイング727-2H9A(TC-AKD)が、着陸進入中にキプロス北部のErcan近郊の山岳地帯に墜落した。
この事故で乗員6名、乗客9名、計15名全員が死亡した。
事故機はVORアプローチを許可されていたが、計器飛行をキャンセルし、前方に控えている山脈の標高が3130ftであることを顧慮せずに2000ftまで降下した。パイロットは前方に迫った山岳地帯に気付いて左旋回し上昇しようとしたが、山に衝突した。