1986年10月20日、アエロフロート航空のツポレフTu-134A(SSSR-65766)が、モスクワ東方750Kmボルガ川河畔のクイブイシェフ空港に着陸進入中、滑走路に墜落した。この事故で乗員乗客94名のうち70名が死亡した。事故機の機長は、墜落2分前高度400mを飛行中に必要がないにもかかわらず、コックピットの機長席側の窓のブラインドを下ろし計器着陸を試みていた。墜落の0.8秒前にブラインドを上げ、異変に気づいたが間に合わなかった。直接の事故原因は、高度と速度の値を読み間違えたためとされている。