1982年12月9日午後1時27分、チリ・サンティアゴ発同国ラセレナ行きAeronor Chile304便フェアチャイルドF-27J(CC-CJE)が、ラセレナ・La Florida空港へ着陸進入中に滑走路の手前約2kmの地点に墜落した。
この事故で乗員4名、乗客42名、計46名全員が死亡した。
事故機はLa Florida空港滑走路11へ着陸進入中に、突然左に傾き、急降下に陥り、機首を上げた姿勢で墜落し炎上した。事故調査の結果、最終進入中に左エンジンが推力を喪失し、失速したことが明らかになった。
推定原因としては、最終進入で低高度を飛行中に左エンジンが推力を喪失した状況における機長の対応が不適切であったことが挙げられた。
事故機は1959年に製造された。