1982年6月28日、ソビエト連邦(当時)レニングラード発同連邦ウクライナ共和国・キエフ行きアエロフロート航空8641便ヤコブレフYak-42(SSSR-42529)が、キエフの北西約200Kmの地点、同国ベラルーシ領内に墜落した。この事故で乗員8名、乗客124名、計132名全員が死亡した。
水平安定板のスクリュージャッキが磨耗したために、高度30000フィートを巡航中に突然、水平安定板がプラスの方向に大きく動き、機体のバランスが崩れ、機長の懸命の操作にもかかわらず、機体への応力が設計強度を超え高度19000フィートで空中分解した。スクリュージャッキの磨耗の原因はねじ溝のピッチが誤って削られる製造ミスと不適切な潤滑油が使用されたためであった。