ここをクリックしてください。

事故詳細

(事故No,19800707a)

 1980年7月7日午前0時39分頃、ソビエト連邦(当時)カザフ共和国アルマアタ(当時:現アルトマイ)発同国ウクライナ共和国シンフェロポリ行きアエロフロート航空4225便ツポレフTu-154B-2(SSSR-85355)が、アルマアタ空港を離陸2分後にアルマアタ近郊に墜落した。
 この事故で、乗員10名、乗客156名、計166名全員(計163名全員とする情報もある)と、地上の10数名が死亡した。
 事故機は離陸約2分後、高度約120〜150mを飛行中に30〜40℃の高気温の空域に突入し対気速度が低下、ダウンドラフトに遭遇して失速し、機首を下げた姿勢で降下して小麦畑に墜落した。機体は小麦畑を分解、炎上しながら滑り、峡谷に落下した。
 空港付近は高地で事故当時は気温が高かった。そのうえ最大許容離陸重量に近い重量で離陸した事故機は、これらの悪条件のため、ウインドシアに遭遇したが回避することが出来なかった。
 事故機は1979年に製造された。


(C)2000-2006 外山智士
ホームページに戻る 民間航空データベーストップページに戻る 世界の航空事故総覧トップページに戻る 全件表示に戻る 年代別検索に戻る 航空会社別検索に戻る 機種別検索に戻る 事故発生国別検索に戻る