1979年11月26日午前2時、ナイジェリア・カノ発サウジアラビア・ジッダ経由パキスタン・カラチ行きパキスタン航空740便ボーイング707-304C(AP-AWZ)が、ジッダ空港を離陸約30分後に機体後部のラバトリーのドア付近から出火し、その17分後、ジッダ空港の東約145Kmの同国アッターイフの砂漠に墜落した。
この事故で、乗員11名、乗客145名、計156名全員が死亡した。
電気系統の故障による火災が疑われたが、確証はなかった。墜落の直接の原因はパイロットが火災で発生した有毒ガスを吸い込んで操縦が困難か不能になったためと推定されている。