1979年9月14日午前0時47分、イタリア・サルディーニャ島アルゲーロ発同国同島カリャリ行きATI(Aero Trasporti Italiani)12便DC-9-32(I-ATJC)が、着陸進入中に同国Sarroch近郊に墜落した。
この事故で乗員4名、乗客27名、計31名全員が死亡した。
事故機は、悪天候下をカリャリ・Elmas空港へNDBアプローチで着陸進入していたが、NDBアプローチを中断した後、高度2000ftで山に衝突した。
伝えられるところによれば、レーダー・コンタクトの後カリャリに向かう間に、運航乗務員は公示されたNDBアプローチの手順を中断することを決め、かわりに局地的な雷雲の活動を回避するために西に向かって高度を下げ始めた。
運航乗務員の低高度での飛行を選択した誤った判断と、不適切なATCの援助(管制官の当惑)が推定原因とされた。
事故機は1975年に製造された。