1978年11月15日午後11時30分、サウジアラビアからスリランカ・コロンボを経由してインドネシアに向かっていたアイスランド航空(ガルーダインドネシア航空がチャーターしていた)のDC-8-63CF(TF-FLA)が、コロンボのバンダラナイケ国際空港(当時)に着陸進入中、滑走路端から約1.6Kmのココナッツ畑に墜落した。
この事故で乗員13名、乗客249名、計262名のうち乗員8名、乗客176名、計184名が死亡し、乗員5名、乗客73名、計78名が重傷を負った。
機長が計器のモニターを怠ったことと、副操縦士が高度や降下率をコールアウトしなかったことにより、本来着陸復行を決断すべき時機を逸して、着陸復行が間に合わず墜落が回避できない要因となった。さらに、電波高度計の高度設定の誤りによりGPWSも作動しなかったことも墜落を防げなかった要因となった。しかし、着陸復行が失敗した原因は、強雨を伴う下降気流が事故機を襲ったためであった。