1977年12月18日、スイス・ジュネーヴ発ポルトガル・マデイラ島フンシャル行きSA de Transport Aerien (SATA)730便シュドアビアシオンSE-210カラベル10R(HB-ICK)が、フンシャル空港へ着陸進入中にフンシャル沖の海上に墜落した。
この事故で乗員5名、乗客52名、計57名のうち乗員1名、乗客35名、計36名が死亡した。
パイロットにとって今回がフンシャルへの初めてのフライトであった。墜落時、事故機は滑走路6へのNDBアプローチ中でベースレッグ上にあった。ダウンウインドレッグでの高度はQNH高度で600ftであった。事故機が海上に衝突した時、高度計は500ftを示していた。パイロットは高度があるものと錯覚し、高度を下げすぎ着水したものと見られる。
事故機は1965年に製造された。