1976年12月25日午前3時45分、イタリア・ローマ発タイ・バンコク経由日本・東京行きエジプト航空864便ボーイング707-366C(SU-AXA)が、バンコクのドンムアン国際空港に着陸進入中、滑走路の手前約2Kmの織物工場に墜落した。
この事故で乗員9名、乗客44名、計53名と地上の住民19名の合計72名が死亡し、地上の住民20名以上が負傷した。
パイロットが適切な航法を取らなかったこと、空港周辺の地理に詳しくなかったこと、雲低高度が約300m、視程は約4Kmしかなく判断を誤ったことなどが推定原因とされた。