1976年10月12日午前1時37分、インド・ボンベイ発同国マドラス行きインディアン航空カラベル6N(VT-DWN)が、ボンベイのサンタクルズ空港を離陸約3分後、同空港に緊急着陸のための着陸進入中に墜落した。
この事故で乗員6名、乗客89名、計95名全員が死亡した。
事故機は離陸直後に右エンジンのコンプレッサーの10段目のディスクが金属疲労のために破断したために推力が停止し、飛び散った破片が燃料パイプを切断したために火災となった。火炎が油圧系統を焼損したためピッチコントロールが不能となり、墜落に至ったものと見られている。