1976年9月9日午後2時50分、ソビエト連邦・ウクライナ共和国ドネツク発ソチ行きアエロフロート航空7957便アントノフAn-24(SSSR-46518)と、同国・ウクライナ共和国ロストフナドヌ発ケルチ行きのアエロフロート航空ヤコブレフYak-40(SSSR-87772)が、上空18700ftで空中衝突し、同国ロシア共和国アドラー沖合の黒海に墜落した。
この事故で、7957便の乗員5名、乗客36名、計41名全員と、ヤコブレフ機の乗員4名、乗客14名、計18名全員の総計59名全員が死亡した。
管制官がアントノフ機が飛行中の高度にヤコブレフ機を降下させたため、対向の位置関係にあった両機は正面衝突した。管制官のミスが直接の原因であったが、事故当時、現場付近は雲のない快晴で、視程も8Kmであったため、両機のパイロットの見張りも不充分であったことも原因であるとされた。