1975年9月30日、ハンガリー・ブダペスト発レバノン・ベイルート行きMalev Hungarian Airlines240便ツポレフTu-154A(HA-LCI)が、ベイルート国際空港への着陸進入中にベイルートの10km沖合に墜落した。
この事故で、乗員10名、乗客50名、計60名全員が死亡した。
事故機はブダペストを午後11時10分に出発した。午前2時33分、事故機はベイルート国際空港と交信を開始し、6000ftへの降下の許可を得て降下を開始した。事故機はそのまま地中海上に墜落した。事故発生当時、ILSローカライザーは稼動していなかったが、雲の下の視程は20kmあり、BOD NDBからビジュアルアプローチが可能な状態にあった。事故原因は明らかにならなかった。
事故機は1974年に製造された。