1974年9月8日午前9時40分、イスラエル・テルアビブ発ギリシャ・アテネ経由イタリア・ローマ経由アメリカ・ニューヨーク行きトランスワールド航空841便ボーイング707-331B(N8734)が、アテネ空港を離陸後、イオニア海(ギリシア)上空28000ftを飛行中に爆発を起こしてギリシャ・ケファリニア島沖約100Kmの地点に墜落した。
この事故で乗員9名、乗客79名、計88名全員が死亡した。死者のうち13名が日本人であった。
海中から回収された破片からは爆破テロの痕跡が確認された。爆発の結果、客室の床が破壊され、床下の操縦系統が破壊され操縦が困難になったと見られているが、機体の大部分は水深約3000mの海底に沈んでおり、CVR、FDRとも回収できず、はっきりしたことは分からなかった。本件についてはパレスチナ解放機構から犯行声明が出されている。