1973年11月3日午前9時39分、アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク発イギリス・グラスゴー行きパンアメリカン航空160便ボーイング707-321C(N458PA)が、同国マサチューセッツ州ボストンのローガン空港へ緊急着陸のための最終進入中、滑走路手前に墜落した。
この事故で乗員3名全員が死亡した。
事故機は操縦室に煙が発生した旨を管制に報告した後、濃い煙に視界が遮られて操縦が極めて困難な中、着陸進入を行っていた。NTSBは、おが屑に包まれて梱包されていた積荷の硝酸が漏れたために煙が発生、機内に煙が充満したと推測した。
事故機は1967年に製造された。
◎関連文献(刊行年順) |
著者名 | 書 名 | 出版社 | 刊行年 | 頁 数 |
メアリー・スキアヴォ | 「危ない飛行機が今日も飛んでいる(上)」 | 草思社 | 1999年 | 41頁 |