1973年10月13日午後8時15分、ソビエト連邦(当時)・グルジア共和国・クタイシ発同国ロシア共和国・モスクワ行きアエロフロート航空964便ツポレフTu-104B(SSSR-42486)が、モスクワ近郊のドモデドフォ空港に着陸進入中、空港から約8Kmの地点に墜落した。
この事故で乗員5名、乗客114名、計119名全員が死亡した。
事故機のコンパスとジャイロシステムの電源に異常が起こり、コンパスと水平儀が作動しなくなった。パイロットは予備の水平儀を用いずに、この水平儀を過信し、操縦を続けたために正しい姿勢が把握できなくなった。