1972年4月18日午前9時39分、エチオピア・アディスアベバ発イタリア・ローマ行きEast African Airways720便ビッカーズVC-10-1154(5X-UVA)が、アディスアベバ空港を離陸時にオーバーランした。
この事故で乗員11名、乗客96名、計107名のうち、乗員8名、乗客35名、計43名が死亡した。
事故機はV1に到達する直前に、ノーズギアに異常が発生し離陸を中止したが、そのままオーバーランし、低くなった地面に落下して大破、炎上した。事故機がブレーキシステムの整備を受けた際に、整備士が誤った方法でシステムを組み立てたために制動力が部分的に損なわれたことが事故の原因であった。
事故機は1966年に製造された。