1971年7月25日、ソ連(当時)ノボシビルスク発同国(当時)イルクーツク経由同国(当時)ブラディボストーフ行きのアエロフロート航空のツポレフTu-104B(SSSR-42405)が、イルクーツク空港に着陸進入中墜落した。
この事故で乗員・乗客130名のうち、97名が死亡し、乗員8名、乗客25名、計33名が救助された。
事故機はアウターマーカー通過時に管制塔から右にコースの修正が必要なことを指摘され、修正操作を行ったが、修正が大きすぎたため逆に左に旋回を始めた。その間降下率が過大となり、滑走路の手前約150mの地点に接地、左の主脚が脱落し、機体は左に横転し炎上した。事故調査委員会は、事故の推定原因として、パイロットの未熟な操縦技術と気圧高度計が実際の高度よりも高い高度を表示していたことを挙げた。