1971年1月18日午後3時49分、フランス・パリ発スイス・チューリヒ経由ブルガリア・ソフィア行きバルカン・ブルガリア航空130便イリューシンIL-18D(LZ-BED)が、チューリヒ・クローテン空港へ着陸進入中に空港付近に墜落した。
この事故で乗員8名、乗客39名、計47名のうち、乗員7名、乗客38名、計45名が死亡した。
事故機のパイロットは、パリを離陸前に、悪天候のためチューリヒを経由しないことを決定したが、離陸後にチューリヒの天候が改善したとの報告を受けたため、予定を変更してチューリヒに向けて飛行した。着陸進入はRVR1000mの低視程下で行われた。事故機はミドルマーカーでグライドパスの右下にずれたため、パイロットは修正操作を行った。しかし、左主翼端と脚が地上に接触して墜落した。
事故機は1966年に製造された。