1969年1月5日午前2時35分、アフガニスタン・カブール発イギリス・ロンドン行きアリアナアフガン航空(本社:アフガニスタン)701便ボーイング727-113C(YA-FAR)が、ロンドン・ガトウィック空港に着陸進入中、滑走路端から約2.5Kmの地点に墜落した。
この事故で、乗員8名、乗客54名、計62名のうち、乗員5名、乗客43名、計48名と地上の住民2名の計50名が死亡し、乗員3名、乗客11名、地上の住民1名の計15名が重傷を負った。
事故当時は霧で視界は不良だった。事故機は墜落直前まで計器着陸装置による自動操縦で進入を行っていたが、フラップを25度に設定すべきところを誤って15度に設定したために、自動操縦では調整しきれなくなり、警報ランプが点灯し、グライドスロープよりも上になりすぎたため、機長は自動操縦を手動に切り替えた。ところが、グライドスロープ上のコースに乗る措置をとらず、降下率が増大したまま降下を続けたため引き起こしが間に合わず惨事となった。視界不良の天候下で地上物標を参考にしようとしすぎた結果、計器のモニターが疎かになったことがグライドスロープ以下になっても降下し続けた原因であるとされた。