1968年12月31日午前11時35分、オーストラリア・ウェスタンオーストラリア州パース発同国同州ポートヘッドランド行きMacRobertson Miller Airlines1750便ビッカーズ720バイカウント(VH-RMQ)が降下中にポートヘッドランドの南約48km地点に墜落した。
この事故で乗員5名、乗客21名、計26名全員が死亡した。
事故機は午前8時29分にパースを出発し、高度19000ftに上昇したところで、軽度から中程度の乱気流に遭遇した。事故機は、ポートヘッドランドの南30DMEの地点を高度7000ftから降下中であることを報告した交信を最後に消息を絶った。交信のわずか後に、事故機が急速に急激な降下に陥るのが目撃された。
事故調査の結果、右主翼内部のメインスパー下部のステーション143に使用されたブームの疲労耐久性が老朽化により著しく減少していたことが分かった。不適正な部品の使用による右主翼の破損が事故原因であった。
事故機は1954年に製造された。