1968年3月24日午後0時10分、アイルランド・コーク発イギリス・ロンドン行きアイルランド航空712便ビッカーズ・バイカウント803(EI-AOM)が、高度17000ftを巡航中にスピンに陥り、12000ft付近まで落下、その後スピンからは抜け出せたものの、機体を大破し、そのままアイルランド・カンソア岬沖の東約15Kmのセント・ジョーンズ海峡に墜落した。
この事故で、乗員4名、乗客57名、計61名全員が死亡した。
墜落の直接の原因は、スピンにより水平安定板と昇降舵を損傷し、機体の制御が出来なくなったことにあったが、スピンに突入した原因については、諸説が唱えられたものの特定されることはなかった。