1967年6月23日午後2時47分、アメリカ・ニューヨーク州Elmira発同国ワシントンDC行きMohawk Airlines40便BACワンイレブン204AF(N1116J)が、上昇中にペンシルバニア州Blossburgの東方約1.6km地点に墜落した。
この事故で乗員4名、乗客30名、計34名全員が死亡した。
事故機はElmiraを午後2時39分に離陸し、午後2時44分にフライトレベル160への上昇を管制から許可されて上昇中であった。
目撃者は、飛行中の事故機から尾部の大部分が脱落し、尾部から炎と煙を出しながら地上に墜落するのを目撃した。
機体の高圧チャンバーから発生した激しい機内火災が、尾翼のピッチコントロールシステムを完全に焼損させ、油圧作動油を燃料として垂直尾翼に燃え広がった。出火の原因は、逆流防止用のバルブが誤って設置され、機能しない状態になっており、エンジンブリードエアーが、この逆流防止用のバルブと外気吸気用のバルブを通して吹き込んだことで、高温の空気が油圧作動油を発火させたことにあった。
事故機は1966年に製造された。