1966年9月1日午前0時47分、イギリス・ルトンからユーゴスラビア(当時)・スロベニア・リュブリャーナに向かっていたブリタニア航空ブリストル・ブリタニア102(G-ANBB)が、リュブリャーナ・ブルニキ空港に着陸進入中に滑走路端から約2.5Kmの森に墜落した。
この事故で、乗員乗客計117名のうち、乗員6名、乗客92名、計98名が死亡し、乗員乗客計19名が重傷を負った。
パイロットは空港の視認を管制塔に報告した後、空港を見失い、レーダー誘導を求めていた。管制官は左旋回を3度指示したが、応答はなくそのまま墜落した。機長席の気圧高度計が実際の高度よりも1250ft高く表示されており、規定の安全高度よりも低く進入したことが直接の原因であると見られた。さらに同空港の滑走路は上り坂となっており、視角上、アンダーシュートが気付きにくい状況になっていた。