1966年1月15日午後8時55分、コロンビア・カルタヘナ発同国ボゴタ行きアビアンカ航空4便ダグラスC-54B-1-DO(HK-730)が、カルタヘナ・Crespo空港を離陸直後に空港沖合の海上に墜落した。
この事故で乗員4名、乗客60名、計64名のうち、乗員4名、乗客52名、計56名が死亡した。
事故機は午後8時50分に離陸許可を得た。事故機は離陸し、滑走路端上空を高度70ftで通過した後、降下に転じ、滑走路端から1310m、滑走路中心線の延長線の左方152m地点の海上(水深4m)に墜落した。
事故調査により事故機は左主脚と第2エンジンに故障が発生していたことが分かった。不適正な検査によって、左主脚のトーションリンクの接続用のピンやナットの抜け落ちや緩みを日々の整備体勢の中で発見出来なかったことにより発生した故障が事故の原因とされた。関与した要因として、離陸中、有視界飛行方式から計器飛行方式への変わり目、そしてあるいは、機長が左主脚と第2エンジンの故障の原因を調べている際に計器の監視を無意識のうちに怠ったか、計器を誤って解釈した点を挙げた。
事故機は1944年に製造された。