1965年12月4日、トランスワールド航空のボーイング707(N748TW)とイースタン航空のロッキード1049Cスーパーコンステレーション(N6218C)が、アメリカニューヨーク市郊外の上空高度11000フィートで衝突した。トランスワールド航空機は、ケネディー国際空港に緊急着陸し乗員乗客58名は全員無事であった。一方イースタン航空機は、原野に不時着し乗客49名のうち5名と乗員5名のうち機長が死亡した。
高度10000フィートで雲頂付近を飛んでいたイースタン機が、正面から高度11000フィートで別の雲の雲頂付近を飛んできたトランスワールド機を、同じ高度で飛んでいるものと錯覚し、回避を試みて急上昇したのが衝突の原因であった。