1964年3月1日午前11時30分、アメリカ・カリフォルニア州サリナス発同州サンノゼ経由同州タホバレー行きパラダイス航空(本社:アメリカ)901A便ロッキード049コンステレーション(N86504)が、タホバレー空港の北東約15Kmの同国ネバダ州ゼファーコーブの標高2650m地点に墜落した。
この事故で乗員4名、乗客81名、計85名全員が死亡した。
事故当時、タホ湖周辺は雲底高度600m、視程約5Kmの悪天候であり、ビジュアルアプローチが不可能な天候であった。当時タホバレー空港は正規の設定がなかったために計器飛行方式による着陸ができなかったが、パイロットは計器を用いて無理に着陸しようとして失敗し、自機の正確な位置を把握できなくなった。事故機は再度上昇し、水平飛行に移ろうとした時に山に衝突した。