1964年1月9日午前9時50分、アルゼンチン・ロサリオ発同国ブエノスアイレス行きAerolineas Litoral ArgentinaのダグラスC-47B-5-DK(LV-FYJ)が、降下中に同国Zarate近郊に墜落した。
この事故で乗員3名、乗客27名、計30名のうち、乗員3名、乗客25名、計28名が死亡した。
事故機は午前9時1分ロサリオを離陸した。巡航高度を1200mに予定していたところ乱気流のため1800mに上昇し、さらに2400mまで上昇した。午前9時43分、パイロットは客室内で火災が発生したため、Zarateに緊急着陸を行いたい旨、管制に報告した。結局、事故機がZarateまで飛行するのは不可能と判断したパイロットは、Zarateから約9kmの野原に不時着しようと試みた。事故機は主脚、左主翼、左エンジンを地面に衝突させ、分解した。墜落後、炎が上がったものの、機体全体には広がらなかった。
不時着に際し、地上に激突した原因は、事故調査にもかかわらず明らかにならなかった。パイロットが不時着までの間に機内火災による有毒ガスに巻かれていた可能性が指摘されている。