1963年11月29日午後6時30分、カナダ・モントリオール発同国オンタリオ州トロント行きトランスカナダ航空831便DC-8-54F(CF-TJN)が、モントリオールのドーバル空港を離陸直後に墜落した。 この事故で乗員7名、乗客111名、計118名全員が死亡した。 残骸を調べた結果、水平安定板が機首下げ方向1.65〜2度の位置にセットされていた。パイロットがなぜそのような操作をしたのかが事故調査の焦点となり、諸説が唱えられたが、いずれも確証を得ることは出来なかった。