1963年3月2日午前10時2分、フィリピン・コタバトから同国ダバオに向かっていたフィリピン航空984便DC-3(PI-C489)が、降下中に同国ダバオの南東約50マイル、Boca山の標高約3000ft地点に墜落した。
この事故で乗員3名、乗客24名、計27名全員が死亡した。
事故機はコタバトを午前9時40分に出発し、ダバオには午前10時25分に到着の予定であった。事故機は管制に対しダバオの気象状況を問い合わせた後消息を絶った。事故機の残骸は、後にBoca山中で発見された。
事故機は着陸進入に備えた降下中に墜落した。推定原因は、巡航中か降下時に行われたおそらくは横風の評価の誤りに起因する航法エラーにあるとされ、寄与した要因としては、低視程と横風を挙げ、これらの全てが重なったことを指摘した。