1962年11月10日午後2時37分、南ベトナム(当時:現ベトナム)・フエ発同国ダーナン行きエアベトナムのDC-3(XV-NID)が、ダーナン空港へ着陸進入中、同国Tourane近郊の山中に墜落した。
この事故で乗員3名、乗客24名、計27名全員が死亡した。
事故機は午後1時20分にフエを離陸した。パイロットはダーナン管制塔との交信の確立に難渋した後、ようやく現在の天候と使用滑走路の情報を得た。事故機は、滑走路35のダウンウインド・レッグに入ったら報告する旨管制塔に述べた。管制塔は事故機に現在位置と到着予定時刻を報告するよう求めたが、事故機からの報告はなかった。残骸は後にダーナン空港の北西約19.6km、標高550m地点の山中で発見された。事故原因は悪天候下の航法エラーによると推測された。