1962年8月23日午後3時57分、コロンビア・バランカベルメハから同国ブカラマンガに向かっていたテキサンダー航空のDC-3(HK-794)が、バランカベルメハ空港を離陸滑走中に滑走路を逸脱して、他機に衝突、炎上した。
この事故で乗員3名、乗客29名、計32名のうち、乗員2名、乗客18名、計20名が死亡した。
離陸滑走の途中で機体が左に傾き出したのでパイロットは空港施設との衝突を回避するために修正操作を行ったところ駐機場に入りこんだ。パイロットはエンジンを最大出力にし、駐機場から離陸することを決めた。右主翼は2機のヘリコプターに衝突し、さらに空港車輌に接触し、激しく炎上した。滑走路を逸脱してもなお離陸しようとした判断の誤りと貧弱な操縦技術に原因があるとされた。