事故詳細

(事故No,19611101a)

 1961年11月1日午前2時15分、ポルトガル・リスボンからポルトガル領(当時:現カーボベルデ共和国)カーボベルデ諸島Ilha do Salを経由しブラジル・レシフェに向かっていたPanair do Brasil(ヴァリグ・ブラジル航空の前身)のDC-7C(PP-PDO)が、レシフェ・Guararapes国際空港に最終進入中にレシフェ近郊の丘に墜落した。
 この事故で乗員7名、乗客38名、計45名全員が死亡した。
 事故機は通常の場周経路を外れ、低すぎる高度でベースレッグに直接進入しようとしていた。事故機は滑走路中心線の右方、スレッシュホルードの手前2720mにある標高84mの丘に墜落した。事故当時視程は良好であった。
 事故調査報告書は、夜間に非標準の場周経路を選択し最終進入中にミニマムに注意を払わずに飛行したこと、即ち距離の不適当な評価というパイロット・エラーによって事故が引き起こされた旨を示した。寄与した要因としては滑走路への進入経路周辺の障害物への航空灯火が不適切であった点も指摘した。
 事故機は1955年に製造された。


(C)2004 外山智士
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