1961年9月1日午前2時5分頃、アメリカ・マサチューセッツ州ボストン発同国イリノイ州シカゴ経由同国ネバダ州ラスベガス経由同国カリフォルニア州サンフランシスコ行きトランスワールド航空529便ロッキード1049コンステレーション(N86511)が、シカゴのミッドウェー空港を離陸直後、空港の西約15Km、イリノイ州ヒンスデール近郊のトウモロコシ畑に墜落した。
この事故で乗員5名、乗客68名、計73名全員が死亡した。
事故の10ヶ月前に行なわれた昇降舵の倍力装置の交換作業の際、ボルトの一本に脱落防止用の安全ピンが正しく付けられなかったために、徐々にボルトが緩み、事故機が離陸した直後に脱落した。この影響で昇降舵が機首上げの方向に跳ね上がり、失速を防止するためパイロットは機首下げの操作を行なったが、失速を止めることは出来なかった。失速の途中で右水平安定板が脱落し、状況をさらに悪いものにした。昇降舵の制御システムを手動に切りかえるだけで、昇降舵を正常な状態に戻すことが出来たが、懸命の機首下げ操作を続けるパイロットにはそれに気付く余裕はなかった。