1961年6月12日午前4時11分、オランダ・アムステルダム発西ドイツ(当時:現ドイツ)・ミュンヘン経由イタリア・ローマ経由エジプト・カイロ経由パキスタン・カラチ経由マレーシア・クアラルンプール行きKLMオランダ航空823便ロッキードL-188Cエレクトラ(PH-LLM)が、カイロ国際空港へ最終進入中に空港の南東約4Kmの地点に墜落した。
この事故で乗員7名、乗員29名、計36名のうち乗員3名、乗客17名、計20名が死亡した。
事故機は6月11日午後6時50分にアムステルダムを出発した。事故機は滑走路端の手前約4Km、滑走路端の標高より約60m高い地点で送電線に衝突して墜落した。パイロット・イン・コマンドが計器類に注意を払わないなど、運航乗務員の業務の不履行が事故の原因であるとされている。
事故機は1960年に製造された。