事故詳細

(事故No,19600919a)

 1960年9月19日午前6時頃、フィリピン発アメリカ領マリアナ諸島グアム島アガナ海軍基地経由ウエーク島経由アメリカ・カリフォルニア州トラビス空軍基地行きワールド航空(本社:アメリカ)のダグラスDC-6AB(N90779)が、アガナ空軍基地を離陸直後、基地の東約3Kmのバリガダ山に墜落した。
 この事故で乗員8名、乗客86名、計94名のうち乗員7名、乗客73名、計80名が死亡し、乗員1名、乗客13名、計14名が救助された。死者の大半は墜落後の火災によるものであった。
 事故機は規定された出発方式に従わず、有視界飛行方式で飛行していた。パイロットが山の存在に気付かずに低高度で右旋回したのが直接の原因とされた。山頂の航路標識は、靄と雲の存在で見えなかった可能性が指摘された。
 事故機はアメリカ軍の委託を受け軍の職員と家族をアメリカ本土に送る途中であった。


(C)2001 外山智士
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