1960年3月19日午後4時10分頃、コロンビア・サンアンドレス島発同国メデリン行きSociedad Aeronautica Medellin901便カーチスC-46A-60-CS(HK-516)が、緊急着陸のため同国Planeta Ricaへの着陸進入中、同国Los Mellos Hillに墜落した。
この事故で乗員4名、乗客42名、計46名のうち乗員3名、乗客22名、計25名が死亡した。
事故機は午後2時42分以降、第1エンジンが速度超過を起こし、パイロットはメデリンの管制官にPlaneta Rica空港まで引き返すことを報告した。事故機はPlaneta Ricaの北西約11Kmの地点に墜落した。
事故機は悪天候下、有視界飛行で進入しようと試みていた。
事故原因は、緊急着陸するのに天候も設備等の条件もより良好な空港が近隣に幾つか存在したにもかかわらず、無線航法援助施設が利用できない閉鎖された空港に不時着することを決定したパイロットの判断ミスにあるとされた。寄与要因としては、プロペラの断続的な速度超過と気化器の不調があったこと、空港周辺が濃霧・雷雨・あられなどの悪天候であったこと、管制塔が閉鎖されていたため、パイロットが同空港周辺の天候の状況について情報提供を受けたり、管制塔や無線設備のサービスを受けられる時間帯を知ることなどが出来なかったこと、パイロットは第1エンジンの故障の状況を過小評価していたことなどが挙げられた。
事故機は1945年に製造された。