事故詳細

(事故No,19600119a)

 1960年1月19日午後6時47分、トルコ・イスタンブル発同国アンカラ行きスカンジナビア航空871便シュドアビアシオンSE-210カラベルT(OY-KRB)が、アンカラのエセンボア空港に最終進入中、滑走路端から約11Km手前のアンカラ近郊に墜落した。
 この事故で乗員7名、乗客35名、計42名全員が死亡した。
 事故機は、承認された高度12000ftに向けて降下中の午後6時41分、高度13500ftでアンカラ・レンジ上空に到達した。事故機は管制塔に交信周波数を変更し、以降の進入降下指示を受けた。事故機は、午後6時45分に高度6500ftを降下中アンカラ・レンジを再度通過した旨報告した後、午後6時47分にアンカラ・レンジから空港の間にある標高3500ftの高台に墜落した。墜落現場の残骸の状況から定められた方位031度を維持したまま高台に衝突したことが明らかになった。
 最終進入中にパイロットが意図しないうちに最低安全高度以下へ降下したことが墜落の原因であるとされたが、パイロットが意図しない降下の発生した原因は明らかにはならなかった。
 事故機は1959年に製造された。


(C)2004 外山智士
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