1959年2月3日午後11時55分、アメリカ・イリノイ州シカゴ発同国ニューヨーク行きアメリカン航空320便ロッキードL-188Aエレクトラ(N6101A)が、ニューヨークのラガーディア空港に着陸進入中、滑走路端から約1.5Km、中心線から約180mのイーストリバー上に墜落した。
この事故で乗員2名、乗客63名、計65名が死亡し、乗員3名、乗客5名、計8名が重軽傷を負った。
事故機のパイロットは3名ともベテランであったが、旧式の航空機の経験が長く、エレクトラの操縦経験は浅かった。しかも事故当時は悪天候であったうえ、初めて経験するILSのバックコースアプローチを行なっており、計器のモニターが疎かになった可能性があった。その他気圧高度計の設定値の誤りや、ファーストオフィサーが必要なコールアウトを怠っていたことなど多くの点が複合して事故を招いたものと見られている。