1958年5月18日午前4時30分、ベルギー・ブリュッセル発ポルトガル・リスボン経由ベルギー領コンゴ・レオポルドビル経由のサベナベルギー航空のダグラスDC-7C(OO-SFA)が、モロッコ・カサブランカ近郊のカゼス空港で着陸復行中に墜落した。
この事故で乗員9名、乗客60名、計69名のうち、乗員9名、乗客56名、計65名が死亡し、乗客4名が救出された。
事故機は第1エンジンの異常振動のためこのエンジンを停止して、同空港に緊急着陸を試みている途中であったが、視界不良のため着陸復行しようとした。その際パイロットは着陸復行時のフラップ角の設定変更等の手順を守らなかったため、失速し墜落した。なお、エンジンの故障は墜落の直接原因ではないとされた。