1957年11月8日午後4時30分、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ発の世界周航便のパンアメリカン航空7便ボーイング377ストラトクルーザー(N90944)が、最初の経由地である同国ハワイ州ホノルルに向けて巡航中にホノルル近海で墜落した。
この事故で、乗員8名、乗客36名、計44名全員が死亡した。
消息を絶ってから、海上に浮遊する残骸や遺体を確認するのに1週間を要したため、正確な墜落地点の特定も機体の回収も出来なかった。このため事故原因も解明できなかった。但し、遺体が救命胴衣を着けていたことから事故機が不時着水を試みていたことが判明した。なお、残骸等が浮遊していたのは、ホノルルの北東約145Kmの太平洋上であった。