1956年11月15日午後3時頃、パナマ・パナマシティ発グアテマラ・グアテマラシティ経由メキシコ・メキシコシティ行きGuest Aerovias MexicoのDouglas C-54A-10-DC(XA-HEG)が、ニカラグア・Puerto Somozaの北北西約8マイルの地点に墜落した。
この事故で乗員5名、乗客20名、計25名全員が死亡した。
事故機は午後2時53分にニカラグア・マナグア上空を8500ftで通過したことを報告したのを最後に消息を絶った。この直後に事故機は火災に見舞われ、緊急降下した後、Salinas Grandesの平坦な砂地に胴体着陸を試みたが速度が過大であったためオーバーシュートし砂地の先の木々に激突したと推測されている。事故調査によっても具体的な火元は特定されなかったが、油圧系統から作動油が漏出するかあるいは燃料タンクやパイプといった燃料系統から燃料が漏出し、それに電気系統がショートして引火した可能性などが検討された。
事故機は1944年に製造された。