1954年9月5日午前2時31分、オランダ・アムステルダム発アイルランド・シャノン経由アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク行きKLMオランダ航空633便ロッキードL-1049C-55-81スーパーコンステレーション(PH-LKY)が、離陸上昇中にアイルランド・Foynes近郊に墜落した。
この事故で乗員10名、乗客46名、計56名のうち、乗員3名、乗客25名、計28名が死亡した。
事故機はシャノンで給油を済ませ、離陸直後に滑走路端から8170ftの地点のシャノン川に不時着水した。
事故機は、誤って格納したばかりのギアをギアダウンしたために飛行性能が失われ、上昇を維持出来なくなった。機長がフラップ格納時の適正な計器表示を関連付けて解釈出来なかったために、回復に必要な操作をする充分な時間が与えられなかった。
事故機は1953年に製造された。