事故詳細

(事故No,19520303a)

 1952年3月3日午前8時10分頃、フランス・ニース発同国パリ行きエールフランスのSNCASE SE.161 Languedoc(F-BCUM)がニース空港を離陸直後に墜落した。
 この事故で乗員4名、乗客34名、計38名全員が死亡した。
 事故機は離陸直後に左に旋回し始め、バンク角が次第に増加し、反転して墜落した。
 副操縦士席のコントロールコラムのリンク機構の上部後方の鎖が歯車から外れ、約10度の角度でエルロンが固着したためにバンク角の制御が出来なくなった。事故調査報告書はコントロールコラムのリンク機構が、整備・点検の困難な設計となっていた点を指摘した。


(C)2003 外山智士
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